【認知症】『何度も同じことを聞く・どこかへ行こうとする』の原因と対応方法



キクマ
皆さんこんにちは!!
パパ業奮闘中の現役理学療法士『キクマ』です!!

認知症の方の介護をしていて

『何度も同じことを聞かれて困る』

『どこかへ行こうとされて困る』

という経験をしたことありませんか??

 

これらの行動に対して、必ず改善されるという方法は残念ながらありません。

しかし、この記事を読むことで『何度も同じことを聞かれる、どこかへ行こうとする』という行動への対応方法が見つかる方も多いと思います!!

キクマ
是非最後まで読んで参考にして頂けると嬉しいです!!

『何度も同じことを聞かれる』『どこかへ行こうとする』の原因は同じ!!?

何度も同じことを聞く認知症の方は、既に短期記憶が保てない状態にあり、さっき自身が聞いたことを覚えてられません。

そのため、本人は初めて聞いたと思っています。

 

『どっかに行こうとする』というのも同様で、さっき行こうとして止められたことを覚えてられません。

なので、本人は『あそこへ行かなきゃ』と今思い付いたと思っています。

しかし『覚えてられないんだなぁ』と分かっていても、忙しい時に何度も同じことを聞かれたり、どこかへ行こうとされたりするとイライラしてしまうものです。

 

『何度も同じことを聞く』『どこかへ行こうとする』という行動の原因は共通していることが多いです。

その原因とは『不安』です。

 

何度も同じことを聞かれて『さっきも聞いたでしょ!』と答えたり

どこかへ行こうとした時に『行かなくていいからこっちに座ってて!』と答えたりすると

『不安』を煽ってしまい、さらにそのような行動が増えていってしまいます。

 

『何度も同じことを聞く』『どこかへ行こうとする』という行動がみられた時は

不安で気持ちが落ち着かないんだなぁ

と理解して、不安な気持ちを取り除くように工夫しましょう。

『何度も同じことを聞かれる』『どこかへ行こうとする』への具体的な対応方法

『何度も同じことを聞かれる』『どこかへ行こうとする』という行動の原因は『不安』であるため、不安を取り除かなければなりません。

では、どのような対応をすれば不安を取り除けるのでしょうか?

 

それは『手続き記憶』『感情記憶』を使用するのです!!

『手続き記憶』とは服を着る、料理をする、自転車に乗るなどの動作に関する記憶のことです。

『感情記憶』とは楽しかったこと、嬉しかったこと、怖かったことなどの感情に関する記憶のことです。

 

このような記憶をどのように使用するのか、具体的に解説していきます!!

『手続き記憶』で不安を取り除く

『手続き記憶』の使用方法の基本は、本人が自信を持ってできることを提案することです。

 

例えば

女性であれば、服をたたむ・料理をする・編み物をする

男性であれば、庭の手入れをする・趣味で行っていたものをする  など

 

このような動作は手続き記憶として残っており、記憶力が低下していてもできる場合が多いです。

 

家事をあまり行っていなかった男性には、その方の若い頃の趣味に着目してみると良いでしょう!

将棋が好きな方に将棋の駒を触ってもらう

釣りが好きな人に釣竿を触ってもらう

このように趣味で使っていたものに触れるだけで、不安が和らぐ場合もあります。

 

本人が自信を持ってできることは人それぞれ違います。

本人の記憶力や生活歴に合わせたものを選んでみてください!!

キクマ
出来ないことを提案してしまうと、より不安を煽ってしまう可能性があるため気を付けましょう!!

『感情記憶』で不安を取り除く

『感情記憶』の使用方法は、楽しかった思い出について話すことです。

よく本人が話される楽しかった思い出や嬉しかった思い出の話はありませんか??

もしあるのであれば、それを話してもらうようにしましょう!!

 

なかなか思い出せないようであれば、楽しい思い出に関わるものを一緒に見るのも効果的です

若い頃のアルバムや、何かしら功績があれば賞状なんかも話のネタになります!!

 

『感情記憶』を使用して不安を取り除こうとしても、気分が乗らずになかなか話してもらえない場合もあります。

そのような時は『環境』が影響しているかもしれません。

テレビの音がうるさかったり、周りにたくさん人がいたりと外から入ってくる情報が多いと、認知症の方は混乱して不安になってしまいます。

外からの情報が多い環境では、なかなか落ち着くことが出来ませんので静かなところに行きましょう

キクマ
静かなところで、安心できる人といるだけで落ち着くこともよくあります!

『同じことを何度も聞く』『どこかへ行こうとする』への対応方法まとめ

『同じことを何度も聞く』『どこかへ行こうとする』という行動の原因は『不安』であることが多いです。

不安を取り除くために『手続き記憶』と『感情記憶』を使用しましょう!!

具体的対応方法
手続き記憶:本人が自信を持ってできることを提案する

感情記憶:嬉しかったことや楽しかったことを思い出す

プラスα:外からの情報量が多い時は、落ち着ける場所に移動する

 

この記事が、介護で悩んでいる方の助けに少しでもなれば最高に嬉しいです!!

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!

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宮城県在住の理学療法士『キクマ』です! このブログでは『高齢者福祉に従事している方』『ご家族の介護をしている方』に向けて、理学療法士として学んだことや経験したことを分かりやすく発信しています。 このブログにより、大切な人の健康を支える手助けができたら幸いです。