高齢者の転倒は怖い



こんにちは!!『転倒する人を減らしたいんだの会』会長のキクマです!!

高齢者の転倒が今後の人生にどれだけ大きな影響を及ぼすかご存知ですか??

今回は、高齢者の転倒がどれだけ怖いものなのか、という事を分かりやすく説明出来ればと思います!


『平均寿命』と『健康寿命』とは??


『平均寿命』は皆さん知っているかと思いますが、『健康寿命』はご存知でしょうか??

『健康寿命』とは、支援や介護を必要とせずに自立して過ごせる期間の事です。

日本人の平均寿命と健康寿命は以下の通りです

<平均寿命> 男性:80.98歳  女性:87.14歳

<健康寿命> 男性:72.14歳  女性:74.79歳

厚生労働省 簡易生命表 平成28年より


上の値から、『支援や介護を必要とする期間』男性は約9年女性は約12 年もあるという事が分かりますね。

では、支援や介護が必要になってしまった理由は一体何なのでしょうか??


転倒は「要支援」「要介護」に直結する


まずは下の表をご覧下さい

厚生労働省 平成28年国民生活基礎調査の概況より


『骨折・転倒』の順位は

要支援2になる原因:第一位

要介護4になる原因:第三位

要介護5になる原因:第三位

支援や介護が必要となる理由は様々ですが、「骨折・転倒」はこんなにも上位を占めているのです。

『骨折・転倒』の中でも高齢者が転倒した時に、最も骨折しやすいと言われているのが大腿骨(太ももの骨)の付け根です。

転倒して骨折した方の約25%は大腿骨頸部骨折、もしくは大腿骨転子部骨折と呼ばれる大腿骨の付け根の骨折だと言われています。


転倒による骨折の二次障害とは


骨折しても治療すれば元の生活に戻れると思われるかもしれませんが、高齢者の場合はそううまくいかないことが多いのが現実です。

大腿骨頸部の骨治癒(骨がくっつく)期間は12週〜24週と言われております。
骨折の程度や病気の有無等による個人差もありますが、以前と同様に使えるようになるまでは最低でも2〜3ヶ月はかかるでしょう。

その間は今までのように足を使えない為、筋力が低下します。
安静臥床(寝たきりのまま)で過ごすと
1日に1〜3%
1週間で10〜15%
3〜5週間で50%
低下するという報告もあります。

拘縮と呼ばれ、動かさないでいると関節も硬くなってきます。

骨折治療中は痛みや動きづらさにより、元気な時と比べると大幅に活動量が落ちる事が多く、心臓や肺の機能も低下します。

また、活動量が落ちた事で脳への刺激が減り、認知機能が低下する方も少なくありません。

このように、転倒による骨折は様々な二次障害を引き起こし、今後の人生に大きな影響を与えます。


『高齢者の転倒は怖い』を知る事が大切

私が働いている職場でも、転倒による骨折で入院し、支援や介護が必要になってしまった方は後をたちません。

皆口々に言うのが『大丈夫だと思ったんだけど』と『あの時、転ばなければ…』です。

そのような方々も、転倒は怖いものだとしっかり理解していれば注意して行動する為、骨折して現在のような思いをしなくて済んだのかもしれない。

そう思い、この記事を書きました。

説明した通り、高齢者の骨折とはとても怖いものです。
それを知る事で日常生活をより注意して過ごし、転倒せずに元気に暮らせる方が増える事を祈っています。

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宮城県在住の理学療法士『キクマ』です! このブログでは『高齢者福祉に従事している方』『ご家族の介護をしている方』に向けて、理学療法士として学んだことや経験したことを分かりやすく発信しています。 このブログにより、大切な人の健康を支える手助けができたら幸いです。