T字杖の『合わせ方』と『握り方』



こんにちは!『杖の長さが合ってませんよ』とプライベートでも声をかけたくなるキクマです!!

今回は、T字杖の『合わせ方』と『握り方』について分かりやすく説明します!!

まだ杖を持っていなくて、買おうか悩んでいる方は下のリンク『T字杖(一本杖)の選び方』を参考にして下さい!

T字杖(一本杖)の選び方

2019年6月13日


T字杖の『合わせ方』


T字杖の合わせ方は主に3種類あります。

①杖をついている方のつま先から前方に15~20cm、外側に15~20cm離れた位置に杖を垂直につき、肘が30~40度に曲がる高さ

②床から大転子(ふとももの外側にある突出している骨)の高さ

③立って手を下ろした状態での床から茎状突起(手首の突出している骨)の高さ

①~③の中の、どの合わせ方で合わせてもらってもかまいません。

しかし、背中が曲がっているなど姿勢が崩れていると②と③で合わせても体に合わない高さになりがちですので①で合わせる方法を覚えておくと便利です。


肘を30~40度に曲げた状態で合わせるのは、肘を伸ばす筋肉である『上腕三頭筋』の力が発揮しやすくなるからです。

肘を伸ばした方が体重を乗せやすくていい!という方もいるかと思いますが、基本的にT字杖はバランスをとるものであって、体重を目一杯乗せて歩くものではありません。また、体重を乗せすぎると肩が痛くなってしまう方もいます。

どうしても、膝や股関節の痛みが強かったり、脳卒中後遺症の片麻痺で体重をしっかり乗せなければ歩けないという方は、少し短めに高さを調整すると使いやすくなります。


T字杖の『握り方』


T字杖の正しい握り方は二種類あります。

①シャフト(支柱)を中指と人差し指で挟みこむように握る

②人差し指をシャフトに沿わせて固定する

②で慣れている方はそのままで構いませんが、初めて杖を使用する方には①の握り方をおすすめします。

なぜかというと②の握り方で力が入ってしまうと、人差し指で杖を内側に押してしまい、杖につまずいて転んでしまう危険が出てくるからです。


どっちの手で杖を持つ??


T字杖の使用方法の間違いの中でも、持つ手が違うという間違いはとても多いです。

それは杖を使う時に、ついつい使いやすい利き手で使い初めてしまうからです。

T字杖は弱い足をかばう為に使う為、基本的に弱い足と反対の手で持ちます。その為、利き手と反対の手で使わなければならずに使いづらかったとしても、慣れるまで練習して弱い足と反対の手で使えるようになりましょう。

どちらかの足が弱ってるわけではない場合は、持ちやすいほうの手で持つと良いかと思います。どちらが持ちやすいのか片方ずつ試してみて決めましょう。

せっかく転ばぬ先の杖で買ったT字杖でも、間違った合わせ方や使い方をしていると転ぶ原因になってしまう事もあります。

T字杖の正しい合わせ方、正しい使い方を覚えてもらって、安全に歩ける方が増える事を心より祈っています。




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宮城県在住の理学療法士『キクマ』です! このブログでは『高齢者福祉に従事している方』『ご家族の介護をしている方』に向けて、理学療法士として学んだことや経験したことを分かりやすく発信しています。 このブログにより、大切な人の健康を支える手助けができたら幸いです。