歩き方チェック『股関節編』



こんにちは!『街を歩いていると、人の歩き方が気になる』キクマです!!

今回は歩行の中でもとても重要な要素が詰まっている『股関節』に着目して、分かりやすく説明したいと思います!!


股関節ってなに??


股関節とは、足の付け根(足の骨と骨盤があたるところ)にある関節のことです。

股関節は、大腿骨の上端にある骨頭(球状の部分)が、骨盤の寛骨臼(骨盤のくぼみ)にはまり込むような形になっています。

この股関節は、日常生活のすべての動作に関わってくるとても大事な部分です。

ご高齢になるとこの股関節の動きが悪くなり、椅子から立つことや階段を上ることがスムーズに行えなくなってしまう方も大勢いらっしゃいます。

疾患などではなく、加齢により股関節の動きが悪くなってしまう原因は大きく2つあります。

①股関節周囲の筋肉が固くなる

②股関節の筋肉が弱くなる

股関節の動きが悪くなってしまうと転ぶ危険の高い歩き方になってしまいますので注意が必要です。

『股関節』の動きに注目して歩き方を一緒にチェックしてみましょう!!


足が後ろに伸びているか

足が後ろに伸びていない歩き方

股関節の動きが悪くなると、足が後ろへ伸びなくなります。

足が後ろへ伸びなくなると歩幅が狭くなってしまい、ちょこちょこと歩くような歩き方になってしまいます。ちょこちょこ歩きでは足を急いで出さなければいけなくなる為、踵から接地出来ずに足の平やつま先で接地してしまう、いわゆる『すり足歩行』になってしまいます。

また、骨盤の重さを推進力に変えることが出来なくなる為『歩行速度』『歩行効率』が落ちてしまい、少し歩くだけで疲れやすくなります。

足が後ろに伸びている歩き方

足が後ろへ伸びている歩き方では、歩行速度や歩行効率が上がり、疲れずに歩けるだけでなく、反対足もスムーズに振り出すことが出来るようになります。

足をスムーズに振り出せることで歩幅が大きくなり、踵からの接地が自然と起こり、すり足歩行による転倒の危険を軽減出来ます。


お尻が左右に揺れていないか

引用:背骨のしくみと動きがわかる本:石部伸之著 (秀和システム刊)


股関節の動きが悪くなってしまい、お尻が左右に揺れる歩き方になるというのもよくみられるケースです。

お尻が左右に揺れる歩き方には様々な原因がありますが、中殿筋というお尻の筋肉が弱っている場合によく起こります。

中殿筋は、片足で立っている時に骨盤を支える役割があります。歩行というのは、左右の片足立ちを繰り返し行なっているような状態のため、中殿筋が弱っていると片足立ちで骨盤を支えることが出来なくなり、お尻が左右に揺れてしまいます。

お尻が左右に揺れる歩き方は、歩行効率が悪いため疲れやすく、安定性も低下して転びやすくなります。



『股関節』というのは歩行を含めた日常生活動作にとても重要な部位であり、疾患がなくてもご高齢になると弱りやすい部位でもあります。

是非、どのような歩き方が良いのか、悪いのかを知って頂き、今後の転倒予防に役立てて頂けると嬉しく思います。

また、今回の『歩行チェック 股関節編』に加えて、前回記事の『歩行チェック すり足編』も含めれば、当てはまる方も多いのではないかと思いますので読んで頂けると幸いです。

歩き方チェック『すり足編』

2019年6月21日




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宮城県在住の理学療法士『キクマ』です! このブログでは『高齢者福祉に従事している方』『ご家族の介護をしている方』に向けて、理学療法士として学んだことや経験したことを分かりやすく発信しています。 このブログにより、大切な人の健康を支える手助けができたら幸いです。